自然と共に生きる日本人が、古来から最も大切にしてきた植物を知っていますか?

大麻取締法は占領軍に押し付けられた法律です -大麻の国、日本

日本の心復興運動とは

・・・この運動は、組織活動ではなくムーブメントです。

一人の大麻文化研究者の逮捕事件から始まりました

原爆ドーム

この社会運動は、2011年11月29日、麻文化研究者である中山康直氏が、少量(約28グラムの)の大麻を所持していたことで、大麻取締法違反容疑により逮捕された事件を発端として始まりました。

被告人となった中山康直氏は、1997年に静岡県において大麻栽培者の免許を取得してから6年間、合法的な大麻取扱者として、大麻草の栽培及び調査研究を行ってきました。
その後、東京都大島町に住居を移転することになり、東京都に対して改めて大麻栽培者免許を申請しましたが、静岡県では許可されていた免許が東京都では不許可となりました。
それまで、職業として大麻栽培業務を営んできたこともあり、栽培が出来ないと本人の生活及び会社の業務にも支障をきたすことから、再度、東京都に免許を申請する準備をしていた中で、東日本大震災が起こり、日本の将来についての問題を真剣に受け止めた結果、必要最小限の範囲で種子を保存しておく必要があると考えて大麻を栽培所持していたのです。

戦後の負の遺産を清算するとともに、環境保全型・環境循環型社会の構築のために、大麻の有効利用について調査研究し、その具体化を推進することは極めて重要な課題であると私たちは捉え、この運動を提起するに至りました。

大麻取締法は占領軍によって押し付けられました

GHQ

大麻取締法問題の研究家でもある、丸井英弘弁護士の論文によると、大麻取締法は下記の点において憲法違反であることが指摘されています。

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1. 大麻取締法が保護、実現しようとしている利益は「国民の保健衛生」とされているが、権威のある研究報告等によっても、大麻に刑事罰をもって規制しなければならない程度の有害性は無いことが明らかである。

2. 大麻取締法は、GHQの占領政策の一環として、日本を石油繊維など石油製品の市場とするために、その市場が競合する大麻草繊維の原料の栽培を一方的に規制したものである。

以上の観点から、大麻取締法は、憲法第31条「適正手続き条項」に違反し、
憲法第13条「幸福追求権」・第14条「法の下の平等」・第19条「思想の自由」・第21条「言論の自由」・第25条「健康で文化的な生活を営む権利」に違反する違憲立法である。

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大麻は縄文時代から日本人に親しまれてきた麻のことであり、昭和27年までインド大麻草が喘息や不眠症の漢方薬として収載されていました。
日本の精神文化の中で、大麻は罪・穢れを祓う植物とされ、神事・仏事の中で使用されてきました。とくに神道においては天照大神の御印とされてきました。
正倉院には大麻の繊維で作った紙に書かれた1000年以上前の仏典が残っています。
そのような大麻を犯罪として規制することは、従来の日本人の価値観の完全なる否定です。

すなわち、敗戦によって「日本文化」は「犯罪」という言葉に、「日本の聖地(神社・寺院)」は「汚らわしい場所」という言葉に書き換えられて今に至っているのです。
占領政策によって大麻が規制され、石油系の資材に頼る産業構造に転換されていったことは、アメリカに精神的にも経済的にも従属する社会構造への転換を意味していたと思われます。

循環型社会の実現のためにも大麻は必要です

エコロジー

さらに大麻は、自給自足型・環境保全型の社会にとって極めて有用な素材です。

日本は、明治維新によって近代化の道を歩みましたが、特に第二次世界大戦後は、物中心の競争原理に立った経済活動が優先されてきました。
また、生活習慣も、例えば、食生活が米からパンに変わり、畳の生活も椅子の生活に、薬の分野でもいわゆる化学的合成薬が取り入れられ、従来の東洋思想や東洋医学は軽視されてきたのであります。
大麻は薬用としても何千年も使用され、日本薬局方にも当初から有用な薬として登載されていたにもかかわらず、大麻取締法の施行に伴って薬局方から除外されてしまったのです。

日本における環境問題・食料問題・エネルギー問題・雇用問題などを解決するためには、現在の環境破壊型の産業構造を転換し、農林水産業など自然生態系に即した産業の再興が必要となります。
だからこそ、日本が有する高度な技術を生かしながら、大麻産業を現代日本に復活させることの意義は大きいと思われます。
大麻から生産できる製品は、25,000から50,000種類にものぼるといわれています。
そのような大麻産業の活性化は、農業の活性化と雇用確保にもつながります。
石油は生産される地域が限られているので紛争や戦争の原因になりますが、大麻は世界中ほとんどの地域で栽培することが可能であり、植物なので地下資源のように枯渇することもなく、なおかつ樹木よりも成長が早いので平和な自給自足社会、共生社会、循環型社会を形成することにつながります。

今回、逮捕されたのは、大麻のこのような有用性について調査と研究を続けてきた研究者でした。
食糧や生活必需品の原料を輸入に頼る必要のない日本、原発のいらない日本、平和で豊かな美しい日本を復活させるために、いま、国民が一丸となって大麻取締法の廃止を訴える時です。


大麻 が麻薬(痲薬)であるという説は間違いです。
大麻とは健康・美容効果のあるハーブであり、海外ではその成分が医療用に活用されています。大麻の実にはミネラルがバランス良く含まれ、大麻の油にはオメガ3が豊富に含まれています。
さらに大麻の油はバイオ燃料になり、繊維は耐久性の高い紙や衣類や建材や、土に還元するバイオプラスチックの原料になります。
また、大麻は日本の精神文化の中で罪・穢れを払うものとされており、古来から神社、寺院、天皇家に伝わる神事などにおいて広く利用されてきた神聖な植物です。
「大麻」は「たいま」とも「おおあさ」とも読み、「麻(あさ)」や「ヘンプ」とも呼ばれています。




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